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皆様、こんにちは!
ワイン通信担当スギハラです!
前回はワイングラスの形状についてお話させていただきましたが
今回はワインボトルの形状についてお話させていただこうと思います。
よくなで肩ボトル、いかり肩ボトルなんて言われますが、その形状が使われているには理由がございます。
今回は、皆様もよく見かける3つの形のワインボトルのお話をさせて頂きます。
ボルドー型
こちらのボトルがいわゆる、いかり肩のボトルですね。
このタイプのワインはフルボディタイプが多く、瓶の底に粗い澱(オリ。タンニンやポリフェノールがタンパク質と結合したもの。人体に害は無い。)
が溜まりやすく、口に入るとザラザラと風味を損ねるため、注ぐ際に肩の部分に澱が溜まるように作られました。
ブルゴーニュ型
こちらのタイプは肩の部分がスリムな、なで肩タイプです。
このタイプのボトルに詰められるワインは比較的ライトボディのワインが多く、澱もきめ細やかでほとんど気になりません。
そのためいかり肩にする必要がございません。
また、昔のブルゴーニュ地方ではボトルを寝かす貯蔵庫が狭かったのですが、
そんな時に交互に重ねるとコンパクトに収納できるこの形はとても便利でした。
ライン・モーゼル型
他のボトルより細長いタイプで、ドイツワインでよく使われるこのボトルですが、白ワインが多く澱の心配が無いためこの様なスッキリとした形状になったと言われています。
更に、この細長いタイプのボトルは他のボトルより冷えやすく、しっかり冷やして飲むワインが多いドイツでは、正に最適なボトルです。
いかがでしたでしょうか。他にも特定の地域限定の形もあったりするので、ワインの世界は奥が深いですね。。。
慣れてくるとボトルの形でワインの味わいの方向性がわかるようになりますよ!
次回は、今回のお話に出てきた澱についてお話ししようかと思います。
それではまたワイン通信でお会いしましょう!
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