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★★★三ツ星を目指して

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★★★三ツ星を目指して

~ワイン通信VOL.11ワインとおせち料理 その2~2022年1月7日

遅ればせながら、あけましておめでとうございます!

担当スギハラです

お正月、皆様はいかがお過ごしでしたか?

2022年も気合を入れてブログを書いて参りますので宜しくおねがいします!

 

 

早速ですが前回の続き、おせちとワインの相性の検証結果を発表したいと思います!

 

 

この検証をするために飲みすぎてしまったのは内緒のお話です。。。

 

 

それではいきましょう!

 

 

 

 

まずは前回ご紹介した3つのワインの香りと特徴です。

 

・甲州

みずみずしい青りんごの香りと、ほのかに白桃の様な甘い香り。

口当たりは、まろやかで少しの甘みを感じる。カボスの果汁の様な鮮烈な酸味が残り、全体的にドライな印象です。

 

 

 

・マスカット・ベーリーA

ブルーベリーのような黒系果実の香り、キャンディのような甘い香りと、クローブやシナモンの香りが現れる。

口当たりはとげがなく、甘酸っぱさが口の中に広がる。タンニンは穏やかで余韻にはバニラのような香りが残ります。

 

 

・醸し甲州(オレンジワイン)

キャラメル、はちみつ漬けのレモンや、完熟した金柑の様な甘みのある香り。

口当たりは柔らかく、穏やかな甘みが広がり、優しい酸味と共にうま味が広がります。

 

 

前回考えた仮説と検証結果です。

※私、個人の意見ですのでご了承ください。。。

 

繊細な日本料理の風味を損なわせないためのワインが良いのではないか?

 →日本酒のような吟醸香と酢橘のような酸味をもつ甲州種の白ワイン

結果:酢橘のような酸味は魚料理の生臭さを消してくれて相性抜群でした。

 しかし、万能タイプというより、合う料理と合わない料理がハッキリ別れるタイプのワインでした。

 

特に相性の良かったもの:龍皮巻(酢〆した白身魚の昆布巻き)、サワラ西京焼き、アワビ柔らか煮

 

 

日本料理特有の醤油ベースの甘辛い味付けに合わせるには?

 →砂糖菓子やキャンディのような甘い香りと醤油と同じ旨味成分を持つ、ライトボディの赤ワイン、マスカット・ベーリーA

結果:予想通り、醤油ベースの料理では相性の良さを発揮してくれました。

    特に煮込んで味を染み込ませたお料理との相性の良さは眼(口?)を見張るものがありました。

   魚卵である鱈子の旨煮とは予想外の好相性で、煮込み料理との相性の良さが際立った結果になりました。

 

相性の良かったもの:真鱈子旨煮、丹波産黒豆、海老陣笠、さつまいもレモン煮、メープルくるみ

 

 

海の幸やワインには合わないとされる魚卵(数の子、いくら等)に合わせるワインはないのか?

→程よい渋みや、うま味を持つ甲州種のオレンジワイン

結果:今回選んだワインの中で一番相性の良い料理が多かったのがこのオレンジワインでした。

   甘辛い味付けの多いおせち料理では、このワインの甘味と旨味が見事に調和してくれました。

   魚卵も問題なく、オレンジワインの旨味が魚卵の味わいとうまく融合しておりました。

   ただし、繊細な味付けの料理にはワインの風味が強すぎる印象でした。

 

特に相性の良かったもの:伊達巻、数の子、ままかり酢漬け、田作り

 

 

以上です。

 

ざっくりまとめますと

 

・焼き魚や酢の物はさっぱりしたドライな味わいの白ワイン

・山の幸、煮しめや旨煮は、軽めで甘みのある赤ワイン

・卵料理や、魚卵、または上記2つに該当しないものはオレンジワイン

 

このような方向性でワインのペアリングを楽しんでいただくと面白いかと思います。

 

いかがでしたでしょうか?

スケジュールの都合で一日で全てのおせち料理と合わせたので大変でしたが、

私自身、こんなに真面目におせち料理を食べたことがなかったのでとても貴重な経験になりました。

今後も何か面白いペアリングを発見したら報告していこうと思います。

2022年もお付き合いよろしくお願いします!

それでは!

 

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